ガンスリンガーガール

やましげ

2018年05月21日 10:47

「漫画があればあとは1日3食の飯と風呂があれば問題なく生きていける」と自負している、やましげこと山西 茂です。

なつかしの漫画を絶賛読み返し中のこのごろです。

今回は私が今持っている漫画のなかで絶対に売ることはない漫画ベスト10にも入る「ガンスリンガーガール」の話をします。



ガンスリンガーガールは、相田裕先生が書くイタリアを舞台にしたガンアクション漫画です。

戦う敵はテロリストそれに立ち向かうのが本作の主人公「義体」と呼ばれる身体を改造された少女たちです。

身体を改造といっても機械むき出しのサイボーグとか手や足から武器が出てくるといったザ・SFって感じではなく、人工筋肉などで大人以上力をやすやすと出せるパワーと怪我をしても痛覚を遮断したり、出血がすぐに止まるといった改造なので一見普通の女の子に見えます。

戦い方は軍人や警察などと一緒で銃や格闘技でテロリスト達と戦います。

これが逆に作品に「重み」を与えてくれています。

この少女たち「義体」は、表向きは障害者への支援をおこなう「社会福祉公社」とよばれる国の秘密裏に作られた対テロ組織に属します。

事故や病気、犯罪に巻き込まれ心身ともに不自由になってしまった少女達を引き取り、肉体を改造しクスリで洗脳し、強力な兵隊にするというとても一見非人道的な話です。

ここで重要になるのがクスリでの洗脳方法になります。

このクスリは人工筋肉などの改造部分と肉体の拒絶反応を抑える効果もあるのですが、それ以上に普通の少女達をテロリストと戦わせられる為にあるひとつの洗脳を施す効果があります。

その洗脳というのが少女達とともに戦い指揮する相棒となる大人への服従です。

社会福祉公社は、基本的に義体の少女とと担当官の大人のツーマンセルで仕事をします。

その相棒となる担当官の大人への服従が洗脳により行われるのですが、その服従というのがいわゆる「愛」のようなものらしいのです。

義体の少女達は皆自分の担当官に対し「愛」のようなもの少なからず感じているのです。

愛といっても恋人というだけでなく家族のように「大切な人」への愛に近い。

これがまた物語が進むにあたってとても重要なファクターとなってきます。



少女達は大切な人を守る為に、命をかけてテロリストに立ち向かいます。

それは洗脳なのか、本当の愛なのか・・・というのがこの漫画の見所のひとつです。

ほんとにいい作品なのでもっとたくさんの人に読んでもらいたいですね。

ちなみにガンスリンガーガールはアニメも出ています。

1期は原作漫画の雰囲気を上手く捉えていて最高におもしろいです!

2期は絵の雰囲気も演出もいまいちです(笑)

しかも声優さんが変わってしまっているので、あまりのめり込めませんでした。

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